言いにくいことを伝えるテクニック ~実例編~
【依頼】
上司に今日中に資料を確認してもらいたい
「部長、お忙しいところ恐れ入ります。**の資料を本日中にご確認いただきたいのですが、お時間とれますでしょうか?」
NG!「本日中に確認してください」
物事を頼むときは、「していただけますか」と依頼形で。また急ぎといえども、上司の都合を配慮するひと言を入れましょう。
後輩に仕事を頼みたい
「○○さん、忙しいところ悪いのだけど、15時からの会議に間に合うように、この資料のコピーを50部取ってもらえる? 突然ごめんね」
NG!「コピー取って!」
後輩といえども命令口調は×。
「忙しいところ悪いのだけど」など、相手を気づかうひと言も忘れずに。
【断り】
残業を断るとき
「申し訳ございません。本日はどうしてもはずせない用事がありまして。
明日でしたらお手伝いできるのですが・・・」
NG! 「無理です」
まず謝罪の言葉を述べ、代替案を出して前向きな姿勢を見せましょう。
アフター5の誘いを断るとき
「ありがとうございます。残念ですが、あいにく本日は別の用事が入っておりまして。また機会がありましたら、ぜひお誘いください」
NG! 「私はいいです」
誘ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝え、角の立たない理由を添えて、丁寧にお断りしましょう。
【相談】
仕事のことを相談
「課長、お忙しいところ申し訳ございません。
**の件でご相談したいのですが、お時間いただけないでしょうか」
なるべく相手が忙しい時間帯を避け、「~していただけないでしょうか」とお伺いを立てるスタンスで声をか
けます。なお、相談ごとが解決したあとは、その件について必ず報告&お礼の言葉を伝えること。
プライベートなことを相談
「課長、突然のお願いで申し訳ないのですが、個人的なことでご相談したいことがあります。ご都合のつくと
きにお時間をいただけないでしょうか」
個人的な相談のときは、相手の都合を十分配慮し、基本的には勤務時間外に相談します。
【意見】
上司に自分の意見を言うとき
「部長の**という意見もごもっともだと思います。
私といたしましては**という案も捨てがたいのですが、いかがでしょうか?」
NG! 「お言葉ですが~」
まずは上司の意見を尊重したうえで、自分の主張を述べます。
最後は「~です」と言い切るよりも、「~いかがでしょうか」と疑問形がベター。